出発からプチパニック続きのワーホリ初日体験談
はじめての海外、はじめての飛行機
——英語が話せないのに、いきなり海外。
しかも私にとっては“人生初の飛行機”という、まさに無謀な挑戦でした。
空港に着いた瞬間からすでに緊張。
案内板には英語の文字ばかりで、「Departure」と「Arrival」の意味もあやふや。
周りの人たちは慣れた様子でスーツケースを転がしているのに、私はチェックインの仕方すら分からず、立ち尽くしていました。
カウンターのスタッフに日本語が通じた時は心底ホッとしましたが、
「この先は全部英語なんだよな…」と思うと、一気に不安が押し寄せました。
それでも、「とりあえず乗ってみよう」と自分に言い聞かせて、いざ搭乗口へ。
離陸直後、英語アナウンス地獄
飛行機に乗ったのはいいけれど、機内アナウンスがすべて英語。
「fasten seat belt」って何? というレベルで、
隣の人の動きを見て真似してベルトを締めました。
ドリンクサービスで「Coffee or tea?」と聞かれ、
思わず「Yes!」と答えて困らせたのも、今となってはいい思い出(笑)。
英語が分からないまま笑顔で乗り切る——
それが、この旅のテーマになるなんて、この時は思いもしませんでした。
乗り継ぎ空港で完全に迷子になる
トランジット(乗り継ぎ)は、まさにサバイバル。
英語の案内表示を見てもピンと来ず、ただ人の流れに乗って歩いていたら、
まったく違うゲートに辿り着いていました。
焦って空港スタッフに「Australia…」とだけ言って、
ジェスチャーで何とか通じたときの安堵感は、今でも覚えています。
「言葉が分からなくても、なんとかなる!」という小さな自信が、
このときに少し芽生えた気がします。
入国審査での冷や汗体験
オーストラリア到着後、最大の難関が待っていました。
入国審査です。
審査官に英語で何か質問されましたが、まったく聞き取れず固まる私。
「Working Holiday?」という単語だけ聞き取れて、「Yes!!」と元気よく答えると、
「First time?」と笑顔で聞かれ、「Yes! Very first time!!」と謎のテンションで返してしまいました(笑)。
審査官も笑って通してくれ、ようやくひと安心。
オーストラリアの空を見て思ったこと
空港を出た瞬間、オーストラリアの空の青さと乾いた空気に感動しました。
「やっと着いたんだ」という達成感と、「これからどうしよう…」という不安が入り混じる。
右も左も分からない土地で、英語も通じない。
でも不思議と、ワクワクの方が勝っていました。
このとき初めて、「言葉よりも勇気の方が大事なんだ」と感じた気がします。
いま振り返って思う、“初日パニック”の価値
当時は、空港で迷って泣きそうになったり、英語が通じなくて落ち込んだり。
でも、今振り返るとあの混乱すら“旅の一部”でした。
誰もが最初は初心者。
失敗を笑えるようになってこそ、少し成長できた証拠かもしれません。
英語もまったくしゃべれないの上に人生初の飛行機でワーホリなんて、今思えば本当に無茶。
でも、あの一歩がなかったら、今の自分はいなかったと思います。
出発前の不安を減らすなら
私のように“英語ゼロ・初めての海外”で出発する人には、
少しだけサポートを頼るのもおすすめです。
たとえば、ワーホリエージェントを利用すると、
ビザ申請や現地サポート、仕事探しまでまとめてサポートしてもらえるので、
「英語ができないけど行ってみたい」という人でも安心。
実際、私は後からエージェントを利用した友人を見て、
「出発前からいろいろ聞けて、あんなに安心してたのか…」と少しうらやましく感じました。
最初から相談しておけば、あの空港パニックも少しは減っていたかも(笑)。
少しでも英語に慣れておくと気持ちが全然違う
そしてもう一つおすすめしたいのが、出発前の英会話レッスン。
「空港英語」や「自己紹介」だけでも練習しておくと、
現地での不安がかなり減ります。
最近はオンライン英会話でも“ワーホリ準備専用コース”があるところも多く、
スマホ一つで1日15分から練習できるので、忙しい人にもぴったり。
英語力よりも、“英語に慣れておく”という感覚が大事なんですよね。
最後に:怖くても、飛び込んでよかった
英語が話せなくても、飛行機に乗ったことがなくても、
「行ってみたい」と思う気持ちさえあれば、それで十分。
不安や失敗は、あとで笑い話になります。
完璧じゃなくてもいい。
むしろ“英語も話せないまま飛び立った自分”を、
今では少し誇らしく感じています。
もし今、ワーホリに興味があるけど迷っている人がいたら、
私は声を大にして言いたいです。
「大丈夫、なんとかなる! そして“なんとかする力”は、必ず現地で育つから。」


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